万年筆を思わせる太軸シリーズ

数ある国産のボールペンのなかで、最も早い段階で、書き味はもちろんのことながら「デザイン性」を重視したのは、T社のシリーズと言えるのではないでしょうか。

なかでも代表的なのは、万年筆を彷彿とさせる太軸キャップ式である水性ボールペンの最新型と言えるのではないでしょうか。これは、キャップの上部を絞ってイメージをスタイリッシュな雰囲気にしたというデザインであり、存在感というよりも、曲線の描くフォルムの美しさや、手に取りやすいといった感覚などを意識したものになっているようです。大きめにデザインされたクリップが存在感を放っており、目立つようですが、これがリーフスプリングクリップになっているというのが大きな特徴とも言えるのではないでしょうか。クリップは金属の部品を曲げるというものではなく、根元に仕掛けられたスプリングが大きく開くという仕組みになっているという事です。これは、クリップの長持ちを考えて設計されただけではなく、機能的な面から、厚みのある書類も挟むことができるようにといった使用時の可能性を広げるための設計でもあるのではないでしょうか。

また、キャップを外した際の本体の重さのバランスがしっかり取れているようで、ストレスなく筆記姿勢に移ることができるでしょう。色の展開としては、シルバーとブラックの2色展開であり、リフィルはボール径0.7mmの水性ボールペンになっているようです。従来、太めの軸を重視したデザインボールペンで、しっかり洗練されたデザインである筆記用具というものは意外に少ない印象があるため、こちらのシリーズはかなり貴重で、喜ばれるデザインであるといえるのではないでしょうか。

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